説明
MPCシリーズ前処理カラム
概要
なぜ試料を前処理する必要があるのか?
分析の過程で、試料中の不純物干渉や有機物、金属イオンがカラムの充填剤を汚染し、カラムの分離能や寿命を低下させたり、不純物イオンがイオン分離の妨げになったりすることがあります。そのため、試料の前処理カラムを使用する必要があります。それは効果的に試料の有機物および不純物イオンを取除き、カラムの不純物の汚染および分離効果への影響を避け、カラムの耐用年数を効果的に延長し、試料の分離効果を改善することができます。
SH-Ag カラムによる処理前後の小麦粉サンプルの比較
未処理
前処理済
モデル |
仕様 | 不純物除去の仕組み |
用途 |
MPC-006(C18) | 1cc/2.5cc | 逆吸着機構 | 強酸・強アルカリ中の疎水性化合物除去 |
MPC-005(RP) | 1cc/2.5cc | 逆吸着機構 | 疎水性化合物除去。特に不飽和化合物、芳香族化合物を除去し、pH0~14.0の試料で使用可能。 |
1cc/2.5cc | 逆吸着機構 | RPと同じ機能を持ち、極性物質に対する優れた選択性あり | |
MPC-001(H) | 1cc/2.5cc | イオン交換 | アルカリ土類金属イオン、遷移金属イオン、炭酸イオンを除去し、試料の強アルカリ性を中和 |
MPC-002(Na) | 1cc/2.5cc | イオン交換 | 試料中のアルカリ土類金属イオンおよび遷移金属イオンの除去 |
MPC-003(Ag) | 1cc/2.5cc | イオン交換 | Cl-, Br-, I-,AsO43-,CrO42-,CN-,MoO4 2-,SeO3 2-,So32-,SeCN-,S2-,SCN-,WO42-,等の除去 |
MPC-004(Ba) | 1cc/2.5cc | イオン交換 | SO42-を除去。試料のアニオン濃度が低い場合は、Cl -溶液で活性化する必要 pH値は1~14で安定 |
1cc/2.5cc | イオン交換 | アニオン性汚染物質を除去し、試料の強酸性を中和 | |
MPC-008(Ag/H) | 2.5cc | イオン交換 | AgとHのカラムを直列に使用した場合と同等の機能 |
MPC-007(Ag/Na) | 2.5cc | イオン交換 | AgとNaのカラムを直列に使用した場合と同等の機能 |
MPC-009(Ba/H) | 2.5cc | イオン交換 | Baカラム、Hカラムを直列に使用した場合と同等の機能 |
1cc/2.5cc | キレート機構 | アルカリ土類金属イオン、アルカリ金属イオン、遷移金属イオンの除去 |
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